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哀しいのに恥ずかしかったお葬式での経験

かつてお世話になった上司の訃報に、せめてお別れの言葉をと思いお葬式に行きました。
奥様に挨拶もして、他の同僚と一緒に並んで座りました。
しばらくすると隣の同僚が耳元で小声で何かを囁くんです。
涙を堪えている私としては、同僚が何を言っているか分りませんでした。
でも、よく聞いてみるとデンセンと聞こえるんです。
そして、ストッキングとも聞こえるんです。
ハッとストッキングを見ると伝線しているんです。
そういえば、椅子に座った時に変な感じがしたんです。
多分、その時にどこかに引っかかったのだと思いました。
かなり目立つ場所なのでどうしようと思っていたら、焼香の順番が来ました。
私はかなり迷いましたが、思いきって足早に焼香に向かいました。
その時に、数人の人が私の足元を見ている事に気が付き、恥ずかしくてその場から走って逃げたい衝動にかられました。
ですが、お世話になった人の為です。
私は恥ずかしさを我慢して焼香を済ませました。
お葬式の時には、ストッキングの替えを用意した方が良いと実感した出来事でした。

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